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7月の平均気温 3年連続で最高を更新

気象庁は、7月の日本の平均気温が平年より2.89度高く、統計を始めた1898年以降で最も高くなったと発表した。記録の更新は3年連続。一方で、東北地方の日本海側と北陸地方の降水量は記録的に少なくなった。北陸地方の降水量は平年の8%と過去最低だった。

※平均気温とは…1991~2020年の30年の平均値とされている。

参考:気象庁、日本経済新聞、朝日新聞

◎暑さの原因は?
今年7月の記録的な暑さの原因は、本州付近への太平洋高気圧の張り出しが強く、晴れて高温になった日が多かったこと等があげられている。

◎観測史上最高気温を兵庫県丹波市が更新
2025年7月30日は、兵庫県丹波市で41.2度を観測し、国内観測史上最高記録を更新した。 これまでの記録は埼玉県熊谷市(2018年7月)、静岡県浜松市(2020年8月)の41.1度だった。

◎北海道も記録的な暑さ
北見市で39.0度、帯広市で38.8度など道内18地点で観測史上1位の高温を記録した。

◎農産物・畜産分野にも影響
暑さは米の生育に大きな影響がある。一部地域では渇水による深刻な影響が予想され始めている。野菜全般も生産量の減少と高値となる可能性がある。畜産動物も暑さによる食欲不振ほかにより畜産分野全般に影響が及んでいる。


温暖化や気候変動に対する国際的な枠組みでの協力をより強く訴える声もある。